不動産事業者だからできるeビジネス・宅建セルフ

2009年6月、「宅建セルフ」というネット上の資格取得学習サービスをスタート。
北谷の不動産管理会社アシストホーム、代表取締役 喜友名さんにお話を伺いました。
その1:きっかけは社員教育。

「宅建主任者」は、不動産業者であれば誰もが目指す資格。自社の社員が学べるサービスを探していたが、いいものが無かったんです。
なら、作ってしまえ、作るなら、一般の方向けにサービスとして提供してしまえと、いうことで、このサービスを思いつきました。
出来てみれば、パソコンに慣れていない人でも直感的に使えるし、自分の学習状況を詳しく分析できる機能もついている。市販の参考書より、格段に効率よく学習できると思います。
その2:広がる交流の幅、本業との差
実際ネットビジネスを始めてみて感じたところで言うと、不動産という職業柄、お客さんと対面して話をするのに対し、ネットでは相手の顔がわからないということ。
また、交流の幅が地域から全国に広がったので、いろんな方のご意見やお話を聞かせていただくことができます。ただ会員サービスという点では、普段の本業と大差はありません。
今把握しているところでは、会員様の所在地が一番遠いところで東京でした。今後は、国内だけでなく海外からもお使いいただけたらと思います。
その3:帳票印刷、データベースも独学で
当社は設立して15年になるんですが、当初はワープロで対応してました。
PCを導入してからはワープロソフトを使い始め、書籍を購入して独学でエクセルや、アクセスを個人的に勉強しました。
帳票印刷やデータベース等、簡単なものであれば自分で作りました。PCでこういうことができるんだということがわかって、楽しかったですよ。
元々こういうことが向いている方だったのかも知れません。しっかり仕事に活かせていたかといえば、また別ですが(笑)
PCを扱い始めて、もう12〜3年程になります。
その4:今後もネットを活用して、ビジネスの幅を広げて行きたい
今後も全国から利用者を集めるために、スポンサー広告などを考えています。
また、法律用語があるので辞書機能の追加や、携帯電話対応などの内容改善も考えています。
宅建が落ち着いたら、他の方法でも展開したいです。例えば私自身が資格も増やしながら、取った資格に大してのトレーニングとか。
問題さえ変えればどんな資格取得にも使えますので、このシステムを使っていろんな分野に広げられたらと思ってます。
企業の方もそういった専門分野で目指されるのであれば、自社の先にどうネットを活かすか考えるとビジネスの幅が広がると思います。
ただビジネス自体はほとんど手をつけられてる状態ですから、その中で隙間を見つけるとか、
その会社独自のシステムをつくっていくとか考えていく形でビジネス展開できると思うんです。
資格取得という大きな道が開けているのを、まだ誰も本格的にとりくんでいないという発見はあったと思うんですが、
その穴を埋めていくのがインターネットのおもしろさ。
自分で興味を持っていたからこそ、今回それが見えたということもあったと思います。